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【エッセイ】羽田空港、57番ゲート

「……により、20分遅れで出発となります」 やわらかな声のアナウンスが、とても重要なことを伝えたような気がしたけれど、まばらに座っている人々の後ろ姿は、微動もしなかった。透明なガラス窓の向こうに、冷や…

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【エッセイ】独りよがりの夜明け(カラスの夢を見る)

カラスたちが夜明け前に騒いでいて、私は目覚めのふちでそれを聞いた。 私は夕方見かけた一羽のカラスのことを思い出す。彼/彼女は水路の近くにゴミを引っ張り出していて、それには食べ飽きたのか、嘴でつついて、…

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『レモンケーキの独特なさびしさ』が与えてくれた希望

エイミー・ベンダーの『レモンケーキの独特なさびしさ』を読んで、家族について、感受性について、ずっと思いを巡らせていた。 人とちがう感性に生きにくさを感じ、それが家族や好きな人を苦しめてしまう時、どのよ…

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【エッセイ】私は、無数の「#」と生きる

「家族」が分からなかった。 生物学上の家族は、父と母と妹。 でも、彼らのことを「特別な関係」とは思えなくて、それがずっと苦しかった。 育ててくれた両親には深く感謝もしているし、病気を克服した妹のことは…

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【エッセイ】Dear コンプレックス

クリームたっぷりのケーキが目の前にある時、まだそれを口に入れてもいないのに、舌先に甘い味がとろける。 一輪の花が目の前にあるなら。 たとえば、バラ。 花びらはほんのりとマットで、枝葉はみずみずしく、棘…

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【エッセイ】東京は24:00

二十四時、携帯にLINEが届いた。秋から本社勤務になった元同僚からだった。写真を開くと、夜空に細長く伸びている、ブルーから白へのグラデーション。そういえば、スカイツリーの近くに住むと言っていた。 誰と…

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【エッセイ】ネイビー記念日

淡い色が好きだった。 ふわんと花の香りがするような、みずいろ、ピンク、薄紫、オフホワイト。 それらが私にとって自由の色だったのは、きっと「ネイビー」からいちばん遠かったから。ネイビーに触れる時、一瞬呼…

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